【省エネ】工場へ空調管理システムを導入しよう!導入事例や導入のメリットをご紹介
工場の省エネ対策をお考えの方はいらっしゃいますか?経費削減につながるだけではなく、省エネに取り組む姿勢を示すことは企業ブランド価値も高めます。
省エネ対策は様々ありますが、空調管理システムの導入もおすすめです。空調管理システムを導入しようと検討した際に、どのようなメリットがあるのか、どの程度の省エネ効果が得られるのか気になるでしょう。過去の毎月の電力使用量やデマンドの変化などからデマンドや使用電力量の削減シミュレーションをしてもらうことから始めるとよいでしょう。補助金の対象となる場合もあるので、導入を検討されている場合には補助金についてもしっかりと確認することをおすすめします。
こちらでは、空調管理システムによる省エネ対策の事例、工場に空調管理システムを導入するメリット、補助金についてご紹介いたします。
空調管理システムによる省エネ対策の事例!デマンドコントロールの目的や導入後の変化
空調管理システムはどのような目的を持って導入するのか、導入するメリットや導入後の省エネ効果についてご紹介します。空調管理システムを導入することでデマンド削減になり電力料金の経費削減はもちろんですが、世界の流れである脱炭素社会に向けて工場の電力使用量の削減によりCO2排出削減になること。株価に影響するESG経営に向け飛躍する思わぬメリットも得られます。
工場の空調管理システムはどのような目的を持って導入するのか?
空調機器に搭載したデバイスが収集した空調機個別の使用電力量、制御電力量、稼動時間、制御時間、停止時間など運転データを通信で親機中継器に送りイーサネット回線に接続して、クラウドシステムへ送ります。届いたデータを解析し、より最適な設定を判断して遠隔で操作するシステムを空調管理システムと言います。
また、デバイス子機だけでも各空調機個別に自動で省エネ制御し、個別で収集したデータがデバイス内のメモリーに保存されていますので、対象空調機の数量が少ないところではデバイス子機だけの利用も安価で実現可能です。
空調管理システムを工場に導入するメリットを見てみましょう。
ムダな電力を使わなくなり経費削減
空調管理システムを導入することで、経費を抑えられるというメリットがあります。30分間のデマンド時限内に気づかれない程度のわずかな時間を送風状態、あるいは弱運転に自動的に制御されることで、室内温度があまり変化せず体感温度でも気づかれずに空調電力の削減ができ電気料金の削減になります。特に事業所のような大きな空間での空調は、それらが実現でき証明されています。つまり、薄皮を剥ぐような省エネで空調電力を削減し経費削減につなげます。
室内環境をよりよくして作業効率アップも期待できる
一般的なデマンドコントロールシステム(デマンドコントローラー略称:デマコン)では、設定したデマンド値を予測デマンド値が超えそうになると一斉に接続され指定された空調機を30分のデマンド時限まで制御するので、室内温度環境が著しく悪くなり我慢を強いられることになります。
当社の空調管理システムの考え方は、一斉に制御するのではなく予め室内温度環境に合わせ制御率の設定ができ、各空調機への制御をバラバラの時間にインターバルを取って制御することで急な温度上昇にならないようにコントロールしています。一般のデマコンのようにデマンドが上がるから制御するのではなく、各空調機の使用電力を計画的に30分以内で抑えることで空調機の使用電力とデマンドを削減してしまいます。
空調管理システムにおいては各部屋の状況において空調機の稼働状況や制御状況がタイムリーに把握でき、また各室内環境に合わせた制御率の変更も管理パソコン上で容易に行うことが可能となります。
人の手で設定を変えていた従来の方法よりも、希望に合わせた環境により近くなるのです。
室内の温度環境と作業効率は、大きく関係します。人の手ではついつい調整しきれない微妙な室温の変化も、空調管理システムであれば快適性も維持しながら省エネ制御してくれます。その結果、作業効率もダウンすることもなく省エネの実現が期待できるでしょう。
製品の品質管理が可能に
製品の温度管理が重要な場合は制御率を抑えるか、制御時に送風状態のサーモOFFにする制御でなく「容量制御による制御」をおすすめしています。これは空調機の熱源である圧縮機を停止することなく弱運転で稼動させる方法です。室内温度管理が±1℃の所では、こうした方法をおすすめしています。
温度や湿度の管理が求められる製品を取り扱っている場合には、特に大きなメリットと言えるでしょう。
当社では容易にサーモOFFと容量制御に切り替えできる基板部品なども製造供給しておりますので、空調管理システム導入時にご相談ください。
空調の一元管理
本社で、支社や各地域の工場の空調を一元管理することもできます。無人の施設の場合や設備管理者がいない施設でも遠隔で操作でき、遠隔地のエアコン・空調機・冷凍機の稼働状況や電力量やデマンド変化などを確かめ設定変更することが可能です。一元管理することで省エネの見える化が行え、さらに次の省エネプランを立てられることにつながります。
各部所ごとに担当がおられる場合はそれぞれの部所での省エネ状況の見える化での把握も可能となり、部所間での省エネへの競争や励みになり企業全体として全員参加型の省エネにもつながります。削減量など省エネが見えることで、外部に対してもESG経営に向けCO2削減アピールが可能となります。
ある導入企業では、大きなプレス機が稼動するときは一元管理された管理パソコンから一時的に空調の制御率を上げてプレス機の稼働分を抑えることで、デマンドを抑えられて大きな電力料金を抑えられています。空調管理システムによる一元管理は、工夫次第で色々とご利用が可能と思います。詳細はご相談ください。
地球温暖化対策に寄与することでブランディングにつながる
地球環境の維持に貢献できるというメリットもあります。ムダな電力を消費するのは、地球環境に悪影響を与えてしまいます。空調管理システムを利用することで効率よく使用電力の削減ができ、地球温暖化の抑止にもなるのです。
地球温暖化は、世界規模の問題です。この対策の一環として、国連サミットにて2015年9月に「Sustainable Development
Goals(持続可能な開発目標)」いわゆるSDGsを採択しています。これは、企業においても取り組みが推奨されています。
企業がSDGsに取り組むメリットとして利害関係に位置する顧客や従業員、さらには地域社会からの信頼を得られ、社会的な評価が高まるという点があります。そして、社会的な評価が高まることによって、新規顧客の開拓、優秀な人材から応募がくるといったメリットにもつながるでしょう。
また株式投資ではESG経営、つまり環境を重視している企業に投資されています。企業エネルギーの30%近くが空調エネルギーです。その空調エネルギーを15%でも削減することは意義が大きいと思います。私たちは「気候変動イニシアティブ(JCI)」のメンバーにも参画し、企業の皆様の一助になればと願っています。
工場の空調管理システムによる省エネ対策の効果
空調は、様々な設備の中でも電力消費量の多い設備です。空調機の入れ替えには空調機本体の価格に加え、大掛かりな工事と投資が必要になります。まだまだ空調機が使える場合は空調制御システムを導入すれば、通信線工事や各空調機メーカーの接続アダプタを設置するだけで省エネ対策への導入が可能です。また、シンプルにデバイス子機導入だけでも簡易に省エネ制御と見える化が可能です。コストをかけずに、電力消費量の多い空調機器の電気料金が削減できます。
実際に導入すると、導入前と導入後の電力使用量を比較すれば、一目瞭然で省エネ効果を実感できるでしょう。また、当社のシステムは即座に削減量の見える化ができるシステムなのです。
一般社団法人省エネルギーセンターは、「省エネ事例集 2020年度」を発表。同事例集では、更新時期を迎えていた空調機4台を抱えていたとある製造業者が、空調機を高効率なものに更新したことで電力使用量が減少。金額にして年間789,000円の削減につながった事例が報告されています。
更新時期が来ている場合は、思いきって更新してください。空調管理システムは、その更新されたインバータ空調機をさらに省エネ制御することが可能です。また、すでに取り付けていただいていた場合でも空調の更新時にデバイス子機を容易に移設することもできます。従って、この空調管理システムは空調機の更新前でも後でも導入していただき、それに合わせ省エネを図ることができますので、更新まで時期を待つことなく空調管理システムの導入をおすすめしています。
空調管理システムを工場へ導入して大きな省エネ効果を得よう
工場の設備に空調管理システムを導入すると様々なメリットを得られますが、その一つに省エネ効果があります。省エネは企業に経費削減をもたらすだけでなく、企業イメージの向上にもつながります。
また、空調管理システムの導入は大きな省エネ効果を得られるだけでなく、補助金が受けられる場合もあります。費用の面で空調管理システムの導入を躊躇している方は、補助金を活用するのもよいでしょう。
工場の省エネ対策に空調管理システムを導入するメリット
工場に空調管理システムを導入することで、「設備の寿命が長くなる」「ランニングコストの削減」「人件費の削減」「企業のイメージアップにつながる」といったメリットが期待できます。それぞれのメリットを詳しく見てみましょう。
設備の寿命が長くなる
工場での省エネ対策は定期的なメンテナンスを行うなど、基本的な行動も求められます。その結果、設備の寿命が長くなるというメリットがあります。
エアコンには様々な部品が用いられており、定期的なメンテナンスを施さないと劣化が進んでしまいます。そのため、定期的な診断を行うことで空調の不具合を未然に防ぎ、設備の寿命を長引かせることができます。特にフル運転に近い稼動をしている空調機は摩耗や金属粉の混入などが増え寿命が短いので、省エネ制御により一時休ませることで寿命が延びると言われています。
空調管理システムでは稼働状況が見える化されており、エアコンの故障などで反応しない場合は故障表示され、早めに発見され修理交換できるので設備の長寿命化につながります。また、当社空調管理システムでは他社にはない圧縮機保護機能を有しており、空調機を傷めないようにやさしく制御しておりますのでユーザーからは好評です。
ランニングコストの削減
省エネ対策のために新たに設備を導入するには、初期費用がかかります。しかし、長期的に見ると空調管理システムの導入により、電気料金の削減でランニングコストの削減につながります。また省エネ対応の設備の導入では、国や地方公共団体などの助成金や補助金の活用によって初期費用を抑えることが可能です。
人件費の削減
省エネ対策で人がデマンド削減でスイッチを操作していたのでは、作業効率が落ち作業時間の無駄になります。空調管理システムでは自動で省エネ制御し、自動で省エネデータを収集してくれるのでその作業を行う人件費の軽減ができます。省エネ削減報告のデータも排出されるので、報告書作成の時短につながります。一人の管理者で工場全部のエアコンの状態把握や自動で省エネができるので、人件費の削減につながります。
企業のイメージアップにつながる
1979年に「省エネ法」が施行されましたが、2018年に改正となっています。その際、事業者クラス分け評価制度が導入されました。省エネ法で提出が義務付けられている定期報告書によってランク付けされるのですが、Sクラス評価を受けた事業者は優良事業者として経済産業省ホームページで公表されます。
経済産業省関東経済産業局が行った「中小企業における省エネルギーへの取組に係る実態調査アンケート」では、企業イメージが向上したと答えた企業は122社のうち24社となっており、省エネ対策が企業イメージアップに関わっていることがわかります。
工場への空調管理システム導入で補助金が下りる可能性もある
省エネ補助金は経済産業省や環境省など、様々な補助金の制度があります。企業の省エネへの取り組みの後押しとなるので、賢く利用してください。補助金ごとに期限や規定などが定められているので、関係先に問い合わせるなど詳細を確認し、補助金を受けられるよう申請の準備を行ってください。
こちらでは、どのような補助金があるのか簡単にご紹介します。補助金を受けられると企業の負担がその分軽減されるので、導入しやすくなります。費用の面で導入を躊躇している場合には、どのような補助金を受けられるか調べてみることをおすすめします。なお、補助金によっては補助率が設けられている場合があるので、事前に確認しておきましょう。
エネルギー使用合理化等事業者支援補助金
工場や事業所などで、省エネ設備やシステムの導入・入れ替えを行う際に必要な費用が支援される補助金です。申請には投資回収5年以上であることや、原油換算料で計画省エネルギー率が1%以上といった要件が設けられています。また、補助率は設備費、設計費、工事費の1/3以内となっています。
地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金/最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業
最新モデルの機器を導入する際に、費用が補助されます。最新モデルとは、新たに発表・発売された機器のことを言い、省エネに関する性能が年平均で1%以上向上していることを確認できることが要件となっています。
工場の省エネ対策として空調管理システムを導入しよう!
空調管理システムを導入することでエアコン・冷凍機ごとに管理でき、工場の省エネを行うことができます。一般社団法人省エネルギーセンターが発表した「省エネ事例集 2020年度」では、空調管理システム導入により経費削減につながった事例も報告されています。
工場の省エネ対策は、経費削減だけではなく、企業イメージの向上といったメリットが期待できます。経済産業省や環境省などでは省エネ補助金を用意しており、企業の省エネ化への取り組みをサポートしています。導入を検討する際には期限や規定などをしっかりと確認して、賢く利用しましょう。
エコプランでは、業務用エアコンなどの消費電力を削減する省エネ制御装置を製造・販売しております。工場やスーパー、店舗、冷凍・物流倉庫、オフィス、ホテル、病院、学校など、20年間にわたり豊富な導入実績があります。海外工場への導入実績もあり、国内・海外で高い評価をいただいております。
これまでのデータや経験を十分に活かし、お客様の設置場所・規模・環境に合わせた設定(調整)も実施しておりますので、省エネのための空調管理システムを導入しようとお考えの方はお気軽にご依頼ください。
空調管理システム導入後のアフターフォロー対策も整えており、お客様の立場に立ったスピーディーなサポートでお客様の声にお応えしております。工場の省エネ対策をご検討の際は、お電話・FAX・お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
インターネットでのお問い合わせは専用フォームに内容などをご入力いただき、ご送信ください。
お電話でのお問い合わせは ⇒ 06-6949-8210(土・日曜・祝日以外の09:00~18:00)
FAXでのお問い合わせは ⇒ 06-6949-8220
工場の省エネ対策になる空調システムをご提供するエコプラン
社名 | 株式会社エコプラン |
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設立 | 平成13年8月23日 |
資本金 | 1000万円 |
代表取締役 | 山田哲也(Tetsuya Yamada) |
大阪本部 |
〒540-0037 大阪府大阪市中央区内平野町2-1-9 シグナスビル6F TEL:06-6949-8210 FAX:06-6949-8220 |
本社 |
〒460-0008 名古屋市中区栄1-29-19 ヤスイビル6F TEL:052-253-7126 FAX:052-253-7127 |
関東営業所 |
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ケ崎3-233-1-102 TEL:048-960-0361 FAX:048-960-0362 |
取引銀行 |
三井住友銀行 梅田支店、南森町支店 三菱東京UFJ銀行 星ヶ丘支店 名古屋銀行 本店営業部 |
業務内容 |
エアコン・冷凍機用省エネ制御器Be ONE、REMS-NETの製造・販売・取付工事 省エネルギー・環境整備に関する機器販売・総合コンサルティング 各種省エネ制御機器・制御プリント基板・機械制御盤の開発・製造・販売 機械器具部品販売・取付工事・輸出入 |
取引先 | NTN/東海理化/三菱電線工業/日本触媒/松尾製作所/ニチアス/トーアス/エクセディ/ライオン/ニチレイ/双葉産業/ユアサ商事/扇港電機/スギモト/エバオン/富士古河E&C/大冷工業/柿本商会/豊田共栄サービス/エスケイエム/NTTファシリティーズ/モリタニ・ダイキン/三冷社/守谷商会/英和/エネ・ビジョン/リックス/マイクロサーカス(敬称略) |
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