【エアコンの制御システム】工場の電力削減!最適な室温と効率化ポイント
エアコンの制御システムを導入する際のポイント 生産効率が上がる温度設定と空調の効率化
エアコンの制御システムを導入することで得るメリットは、体感温度を維持しながら電力削減できることにあります。こちらでは、エアコンの制御システムを製造販売しているエコプランが工場に制御システムを導入し、体感温度を維持して快適性を保つメリットや、空調を効率的に稼働する方法をご紹介いたします。
工場の生産効率向上の室温とは?
人の体には体温を調節する機能があるため、10℃~20℃ぐらいの温度変化には耐えられます。しかし、あまりにも寒かったり暑かったりすると、体温調節ができなくなり体調を崩してしまいます。こちらでは、気温が体に悪影響を与える理由と、工場の生産効率を向上させるための室温の設定についてご説明いたします。
気温が体に悪影響を与える理由
熱中症や低体温症からもわかるように、気温が高すぎても低すぎても人は命を落とす可能性があります。気温が高いときと低いときの体の変化は次のとおりです。
<気温が高いとき>
気温が上がり体温調節がうまくいかないと体内に熱がこもり、湿しんやけいれん、意識障害の症状が出ることもあります。
<気温が低いとき>
体温が平熱より下がってしまうと、血行不良、血圧上昇などが生じます。体調がさらに悪化すると、反応の鈍化、錯乱などの症状が現れ幻覚を見ることもあります。
室温が生産効率に与える影響
熱中症や低体温症にならなくても、室温によって生産効率も違ってきます。その事実がわかる実験結果と、室温の許容基準は次のとおりです。
気温と生産効率の関係がわかる実験結果
公益財団法人空気調和・衛生工学会は2004年2月から1年にわたり、コールセンターで働くスタッフを対象に、室温の変化で作業効率がどのように変化するか実験を行いました。室温を25℃~26℃に1℃上げると、1時間あたりの応答件数の平均値が7.75件から7.59件にまで減少しており、ポイントにして2.1%作業効率が低下することが確認されています。
コーネル大学のアラン・ヘッジ教授が2004年に保険会社で行った実験では、室温の設定を20℃~25℃に上げたところ、タイプミスが約44%減り、スピードも1.5倍になったという結果も出ています。
生産効率を上げるための室温設定
体を動かすと体温が上昇するので、生産効率を上げるのであれば、作業内容に合わせた室温設定が重要になります。厚生労働省監修の「産業医の職務Q&A」での、作業別の室温の許容基準は次のとおりです。
- 極軽作業:32.5℃
- 軽作業:30.5℃
- 中等重作業:27.5~29.0℃
- 重作業:26.5℃
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工場の空調を効率化!
工場で効率化を図るために温度管理が必要といっても、工場のような広い空間でエアコンのみで温度調節をすると、電気料金が高くなってしまいます。電気使用量が気になる場合は、空調の効率化を試してみてください。電力削減の効果的な方法としては、次のようなものがあります。
スポット空調を活用
スポット空調とは、移動ができるコンパクトな空調のことです。広い工場では作業員が快適に過ごせればいいので、工場全体を設定温度にする必要はありません。スポット空調を活用すれば、作業員がいるところだけ温度調節ができるので、電力消費を大幅に削減できます。
ビニールカーテンで仕切りを作成
スポット空調が導入できなかったり、スポット空調だけでは温度調節が難しかったりする場合は、ビニールカーテンで仕切るという方法もあります。スペースが広ければ広いほど電気代は高くなるので、ビニールカーテンで作業員がいる場所を仕切るだけでも、電気使用量を削減することが可能です。さらに、ビニールカーテンは価格も安いので、導入費用も抑えられます。
断熱フィルムや断熱塗料を利用
窓があり日差しの差し込むエリアは、夏は気温が上昇しやすいので、窓に断熱フィルムを貼っておくとよいでしょう。日差しを遮断すると室内が暗くなってしまうこともありますが、断熱フィルムであれば日差しを取り入れつつ熱の侵入を防げます。トタンや鉄板からの熱は断熱塗料を使って対処することができます。
エアコンの制御システムを導入
エアコンの自動制御システムを導入すれば、無駄に電力を使うことがなくなるので、消費電力10~20%の削減を実現性の高い目標として検討できます。エアコンの制御システムはシステムを監視する監査員が不要なので、電力削減ができるだけでなく、人為的ミスを減らしコスト削減や業務効率化にも役立ちます。
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工場の電力削減をご希望の方は自動制御システムの導入をご検討ください
工場は熱がこもりやすく夏は熱中症になりやすいので、注意が必要です。空調の効率化を図る方法をご紹介しましたが、作業員が安全に働ける環境を整えた上で電力を削減するなら、自動制御システムをおすすめします。
エコプランは、エアコンの自動制御システムの製造から施工まで行っておりますので、工場に合わせた自動制御システムのご提案が可能です。体感温度を維持しながら工場の電力削減を実現したい方はお気軽にご相談ください。
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会社概要
社名 | 株式会社エコプラン |
---|---|
設立 | 平成13年8月23日 |
資本金 | 1000万円 |
代表取締役 | 山田哲也(Tetsuya Yamada) |
大阪本部 |
〒540-0037 大阪府大阪市中央区内平野町2-1-9 シグナスビル6F TEL:06-6949-8210 FAX:06-6949-8220 |
本社 |
〒460-0008 名古屋市中区栄1-29-19 ヤスイビル6F TEL:052-253-7126 FAX:052-253-7127 |
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〒341-0044 埼玉県三郷市戸ケ崎3-233-1-102 TEL:048-960-0361 FAX:048-960-0362 |
取引銀行 |
三井住友銀行 梅田支店、南森町支店 三菱東京UFJ銀行 星ヶ丘支店 名古屋銀行 本店営業部 |
業務内容 |
エアコン・冷凍機用省エネ制御器Be ONE、REMS-NETの製造・販売・取付工事 省エネルギー・環境整備に関する機器販売・総合コンサルティング 各種省エネ制御機器・制御プリント基板・機械制御盤の開発・製造・販売 機械器具部品販売・取付工事・輸出入 |
取引先 | NTN/東海理化/三菱電線工業/日本触媒/松尾製作所/ニチアス/トーアス/エクセディ/ライオン/ニチレイ/双葉産業/ユアサ商事/扇港電機/スギモト/エバオン/富士古河E&C/大冷工業/柿本商会/豊田共栄サービス/エスケイエム/NTTファシリティーズ/モリタニ・ダイキン/三冷社/守谷商会/英和/エネ・ビジョン/リックス/マイクロサーカス(敬称略) |
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